放っておけば-と言い添えたのは、住宅の寿命のなかで管理・増改築といった資産価値持続の努力をしないことを示している。ところでオール電化住宅のことを考えると、初期の投資金額は一般住宅(ガス併用住宅)に比べるとやや高額になる。ただ、この高額な分は住宅の”付加価値″として投資された費用であり、しかも日常の省エネ分(光熱費の支払いが少なくてすむ)として、高額分をいわば”帳消し”にしてしまう性質をもっている。いずれにしても”付加価値″によって住宅の価値は高まり、それだけオール電化住宅は一般の住宅に比べて、高い資産価値の住宅ということができる。オール電化住宅は、快適さ、安心安全健康性、機能性(便利さ)、機器のランニングコストの低廉さ-などの利点をもっており、これらの付加価値が初期の資産価値を支えてくれるからである。ただ、住宅の初期資産価値は、放置していれば決して持続しないのは当然である。先に述べたように、持続させるための手段とは、時宜を得たリフォームや改装、あるいは日常の管理とメンテナンスのことだ。こうした方策によって、住宅をつねにリフレッシュし、資産価値を向上・維持する努力を払うことが必要になってくる。住宅の資産価値を持続させる方法は、集合住宅(分譲マンション)と一戸建て住宅とではやや異なっている。
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