経年劣化は必ず起こるし、これはオール電化住宅でも避けられない現象である。そこで四~五年に一回の割合で、やや大きな改装、修繕、フレッシュアップの工事を行なう。これによってその住宅の資産価値は元に戻るということになる。工事によっては、当初の資産価値を超えることもありうる。なおエコキュートによる貯湯・給湯システムやIHクッキングヒーターなどについてはこの際に機器に不具合が生じていないかチェックしてもらうとよいだろう。このように日常の管理から数年に一度の室内工事までを重ねるうちに、資産価値は長い間にわたって維持される。高い資産価値が維持されるだけでなく、いつまでも快適で安全・安心の住宅に住むことができるわけである。今や住宅はストック重視の時代。だからこそ住宅はロングライフ(長寿命)であることが大切だが、資産価値や快適さが長い間にわたって維持されることも、ロングライフ住宅の大きな条件であるといえる。その意味で、日常の管理と適切な改装工事が加えられたオール電化住宅の資産価値は、いつまでも持続可能というべきだろう。筆者は、こうした住宅の資産価値を”サステナブル”価値と呼んでいる。そしてまた、先に住宅価値の最大化が必要ということを述べたが、住宅価値がもっとも高いのは、一般的には住宅を新築した当初のときである。
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